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『週刊ポスト』イチオシの地震予知東大名誉教授「次に要注意は岐阜と函館周辺です」

   週刊ポストは先週大々的にやった東大名誉教授の地震予測記事を今週もやっている。だが今週のはこの名誉教授が関わっているメールマガジンのパブ記事のようで気に入らない。

   週刊ポストは村井俊治東京大学名誉教授が顧問になっているJESEA(地震科学探査機構)が出しているメルマガで、4月9日、16日、23日と3回にわたって首都圏で地震が発生する可能性について言及していたと前号で書いた。その後、「首都圏直撃地震からわずか8日後の5月13日午後8時35分、再び首都圏を地震が襲った。埼玉県南部や神奈川県東部で震度4を記録。東京都でも震度3を記録した」(週刊ポスト)が、それもメルマガで「可能性を予測」していたから、編集部宛に問い合わせが殺到したという。

   そこで購読料月に216円のメルマガを購読する手続きを写真入りで紹介しているのだが、ここまでやる必要があるのだろうか。そういいつつも、ついでだから、警戒が必要な地域に言及している村井教授の言葉を引用してみよう。

<「2月に7センチにも及ぶ地表の上下動が観測されていた高山を中心に、ゴールデンウィーク頃から地震が増えている岐阜県周辺は引き続き注意が必要です。(中略)
   現時点で注意が必要なのは、北海道の函館の周辺です。今、全国的に基準点の短期の動きはほとんど目立たないのですが、今週届いた記録では函館にだけ動きが確認されました。函館だけではなく道南の広い地域で警戒が必要です」>

   また、津軽海峡を隔てた青森でも注意が必要だと村井氏は語っている。注意するに越したことはないが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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