覚せい剤所持容疑で逮捕された歌手のASKAについて、『週刊文春』の有料デジタルサイトがきょう22日(2014年5月)午前5時、昨年秋の取材の際に録音したASKA生の声を公開した。ここでは、覚せい剤でなく「アンナカだ」と言っている。週刊文春が覚せい剤疑惑を報じた2か月後、ASKAからの連絡で9月30日と10月3日に自宅でインタビューしたものだという。
取材した中村龍太郎記者によると、8月の取材ではろれつが回らない状態だったが、10月のASKAは普通で、答えもあらかじめ準備した感じだったという。インタビューは週刊文春の10月17日号に掲載された。
医師が処方してくれなくなって暴力団から入手?
公開されたやり取りはこうだ。
―音楽関係者がアンナカを持っているのを不審に思わなかったのか。
「思わなかった。アンナカは(医者が)量を減らした。ただでさえもうちょっと欲しかったのに。眠たい時に3時間くらいパッと目が覚めますから。つらいですけど、以後は処方してもらっていない」
―アンナカは長いの。
「2000年すぎたあたりから使ってる。詞書く時にどうしても。ぼくめちゃくちゃ遅いんですよ。だから助かってた」
―●●さんも使ってた?
「『飲みたい時に使えばいいから』って。経口で、見た目はパウダー状。覚せい剤は結晶でしょ。まったく別ものです」
アンナカは医師の処方が必要な劇薬で、暴力団が覚せい剤を水増しするために使われた時代もあった。ASKAは眠気をとるために医師に処方してもらっていたという。その量を減らされたために、暴力団関係者から入手するようになっていたと。そういう筋書きだった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト