パソコン遠隔操作による殺人予告など一連の事件で、無罪を主張していた片山祐輔被告(32)が一転、「私が犯人です」と事件のすべてが自分の犯行だったことを認めた。片山は保釈を取り消され東京拘置所に再拘留された。
「真犯人メール」のウソばれて観念!「私がすべてやりました」と電話
前日まで無罪を主張し続けた片山被がなぜ自ら真犯人だと打ち明ける心境になったのか。発端は先週15日(2014年5月)、東京・江戸川区の荒川河川敷で何かを埋めるのを捜査員に目撃されたことだった。その翌日に片山が東京地裁に出廷中、「あ。真犯人です」と名乗るメールが報道機関に届いた。そこで捜査員が河川敷を掘り返したところスマホが見つかった。そこにはメールと同じ文面が残され、スマホの付着物から片山のDNA型が検出された。
片山が主任弁護人の佐藤博史弁護士に話したところによると、「母親から『前のような平穏な生活がいつ来るんだろう』と口癖のように言われ、1日も早く裁判を終わらせたい気持ちになってメールを送信した」という。
自作自演がバレたことを知った片山は、東京・江東区亀戸の公園内トイレで自殺を試みたが死にきれず、高尾山に行き、缶入り酎ハイ5缶を買って、飲みながら山中をさまよい自殺を試みたがやはり死にいきれなかったと話しているという。そこで京王線・高尾山口駅から4駅目の山田駅まで行き、ホーム下の退避場所に潜り込んで電車に飛び込もうとしたが、それもできず、その場から佐藤弁護士に電話して一連の事件の犯行を告白した。その夜は新宿区内のホテルに宿泊したという。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト