覚せい剤所持容疑で逮捕された歌手のASKAやCHAGE and ASKAの楽曲について、一部作品の販売権などを持つレコード会社「ユニバーサル ミュージック」はきのう19日(2014年5月)、CD・映像作品の全タイトルの出荷停止と回収などを決めた。「逮捕の容疑内容、反社会的性質など、その影響の大きさに鑑みて、決して看過できるものではなく、厳正な措置を持って臨む」ことにしたという。
販売続けて薬物中毒関係団体に印税寄付したら…
「CHAGE and ASKA」はこれまで3000万枚以上のシングル・アルバムを売り上げており、今後は大半が店頭から消えることになる。これについて、経済学者の安田洋祐は「作ったのがASKAさんでも、1度世に出た作品は人類共通の財産ではないか。今回のことではしなくもかえって売れてしまうということがあるかもしれないが、作品自体を消さずに、レコード会社がASKAさんの印税分を薬物中毒関係の団体に寄付するなどの方法もあるんじゃないでしょうか」という。