「雑誌は編集長のもの。編集長がはっきり見解を示せ」
「ビッグ・コミック」は10ページにわたる特集を組んで、13人の有識者の賛否、編集部の見解を載せている。編集部は「さまざまなご意見が未来を見定めるための穏当な議論へつながる一助となれば」とし、「美味しんぼ」は一時休載するとしている
司会の加藤浩次は能天気に「休載は今回のことと関係なく、休載予定だったとか言いましたが…」
これで勝谷誠彦(コラムニスト)が切れちゃった。もともと編集者だ。「言ってるだけ。ホントかどうかわからない。雑誌は編集長のものだから、編集長が責任をとればいい。雁屋さんはああいう人なんです。今回は原発だから大きな騒ぎになりましたが、いままでだって、飲食店や生産者に対して疑問を重ねてきてます。売れる本だから批判もされてきた」「意見を出すことは批判さるべきではない。また別の意見をたくさん載せれば免責というものでもない。編集長の意見が非常にあいまいでいい加減です。この収拾の仕方は納得いかない。敵前逃亡だ」
雁屋の反論が掲載されるといっていたが、載っていなかった。
勝谷「おかしいじゃない。卑怯、卑劣、敵前逃亡」
加藤「今後どうなるのかわからないですが…」
勝谷「この号でやるべきなんです。たとえどんな間違いをしても、それをちゃんと説明をして、それから休載とかすべきであって、その前に止めてしまうというのは、メディアとして最低」
勝谷の言は正論だが、だれも口を挟まず言いっぱなしで終わった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト