きのう15日(2014年5月)、岡山理科大学が養殖した世界初の淡水養殖マグロが、初めて岡山市中央卸売市場の競りにかけられたという。体長90センチ、重さ15.3キロのクロマグロで、かなり小ぶりだが、普通の養殖マグロの価格を上回る3万1900円で落札された。
司会の小倉智昭「いったい淡水でどうやって育てたの?」
どうやって育てるのか?目標は「森のマグロ工場」
養殖マグロでは近畿大学がすでに海水での養殖に成功しているが、岡山理科大学の通称「理大マグロ」は、淡水に魚の生育に必要なナトリウムやカリウムなどを加えた「好適環境水」を巨大水槽に貯めて、そのなかでマグロを育てるという。
木下康太郎アナ「好適環境水は魚が病気にかかりにくく成長が早い、天候の影響を受けない、無投薬なので環境・人体に優しいなどのメリットがあります。で、その味はどうなんでしょう」
小倉「そうだ!そこだよ」
競り落とされた理大マグロは岡山市内の和食店が購入し、食べた客は「大変おいしかった」と話している。
小倉「海水のとどう違うのか、食べてみたいね」
理大マグロは海のない陸地でも養殖可能なことから、将来的には「森のマグロ工場」が目標だというが、目下、水温を一定に保つための電気代コストがとてもかかることが課題になっている。