Jリーグ川崎フロンターレの中村憲剛選手(33)のブログが反響を呼んでいる。ザック・ジャパンで20試合以上出ていたが、今回、ワールドカップの日本代表に漏れた。胸に去来したものを発表の翌日の14日(2014年5月)、ブログにぶつけていた。タイトルは「感謝」
「4年間頑張ってきて、あの喪失感は一生忘れられないでしょう」
「落選から1日たち、いろんなことを考えました。当たり前のことですが、やっぱり自分にとってブラジルW杯がとてつもなく大きなウェイトを占めていたものだったみたいです」「昨日は朝4時まで眠れませんでした。この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって。そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられないでしょう」
「なので、これは怒られてしまうかもしれませんが、本当に一瞬、一瞬ですが、どうでも良くなりました。ACLもリーグ戦も何もかも。ただ、どんなに最高な日でも、どんなに最悪な日でも、必ず次の朝は来るわけで。練習があったり、試合があったり、奥さんと話したり、子どもたちと話たりと日常に触れていきながら、少しずつこの事実を消化していけるのかなと今は思っています」
「たくさんの皆さんが、こんな俺の落選を悲しんでくれて、話題にしてくれたこと周りから聞きました。今年で34歳になるサッカー選手がここまで期待されたこと、サッカー選手としてこれほど嬉しいことはありません」
「今日、ACLの公式練習でボールを蹴ったら、その瞬間は落選したことを忘れていました。ああ、サッカーって楽しいなって。サッカーって凄いなって。だから、ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていけると思っています」
ソチ五輪行けなかった織田信成「その気持ちよくわかります」
森圭介アナがきょう15日が初出演のフィギャスケートの織田信成に話を振った。織田はバンクーバー五輪の代表だったが、その後低迷し、昨年引退した。「ボールがあれば、サッカーがあれば、前を向いていけるというのは共感できますね」
司会の加藤浩次「織田さんもね…」
織田「ボクも(ソチ)オリンピックに行けなかったが、じっとしていたら大きな悲しみに落ちてしまうので、ホントに体を動かすこと、氷の上に立つことで前を向けました。この気持ちはわかりますね」
キャスターのテリー伊藤「いい指導者になりそうだよね」
加藤「まだ現役ですからね。まだリーグも残ってますし…」
ネット上では、「感動した」という反応が多かったが、中村はブログで「しっかり準備をしておく」と書いている。
テリー「応援したくなる」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト