3月30日(2014年)に死去した蟹江敬三の「お別れ会」が、青山葬儀場(東京)で5月13日に営まれた。約700人が参列し、国生さゆり(47)や渡辺えり(59)らがブログで報告している。国生は「遺影の蟹江さんは いつもの少し照れたようなシャイな笑顔を、していて切ない気持ちになってしまった」といい、「やっぱり亡くなったんだなぁ って」と悲しんでいる。
国生は共演するたび、「間近に拝見し勉強させてもらっては 秘かに違う作品で真似させてもらったりしてました」と語る。蟹江さんの演技には「哀愁と悲しみがあった気がします」「いい先輩でした。優しい方でした。もう あのはにかんだような笑顔に会うことができなくなったんですね」と悼んでいる。
渡辺が劇団を始めたきっかけは、蟹江主演の舞台を見たことだった。後日、たまたま蟹江を見かけて「私は無謀にも声をかけた」ところ、「『どうもありがとうございます。』と18歳の私に頭を下げてくださいました」と振り返る。当時のことが「昨日のことのように甦る」といい、「稀有な先輩をまた亡くしてしまいました。もったいなくて、残念です」と語った。