13日(2014年5月)夕方、東京・町田市にあるマグネシウムを扱う金属加工工場で発生した火災は、燃焼しているマグネシウムに水をかけると水素爆発する恐れがあり消火活動が難航し、14日朝ようやく火は収まったものの、建物内部の温度高く中に入れない状態が続いている。
火災があった「シバタテクラム」の工場では、マグネシウム合金を使いパソコン基板を製造し、約20人が働いていたが、このうち男女8人が負傷し、うち1人の男性従業員が大ヤケドを負い意識不明の重体という。
消防隊 懸命の延焼食い止め
町田市は有毒ガスが発生する恐れもあることから、総合体育館に避難所を用意し、自宅への出入りを止められた周辺住民など34人が避難した。緊急の消防車両79台が駆け付けたが、火元に直接放水することができず、周囲のビルや住宅に放水し延焼を食い止めるのが精いっぱいだった。地上2階、地下1階の工場延べ1400平方メートルが焼けた。
出火原因を警視庁が調べているが、1階の従業員がハンダコテの作業中にマグネシウムか何かに引火した可能性があるという。工場の前をよく通るというコメンテーターの萩谷順(ジャーナリスト)は「元を消火するには空気を遮断するしかないんでしょうね。消防がよく頑張って延焼を防いだと思いますよ」
文
モンブラン