「雲取山」不明の64歳男性8日間ぶり保護!熊穴で体力消耗防ぎ、携帯通じるところまで移動

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   ゴールデンウィークに東京、埼玉、山梨県境の雲取山に登ったまま行方がわからなくなっていた64歳の画家の男性が12日(2014年5月)朝、8日ぶりに保護された。男性は携帯電話で救助を求める110番通報し、目立ったケガもなく自力で歩ける状態だったという。

   標高2000メートルの雲取山頂上付近は、いまも残雪で最低気温は4度という冬の寒さだ。8日間どうやって生き延びたのか。

ビニール製の地図を首に巻いて防寒

   男性によると、今月3日に雲取山中腹の三条の湯に宿泊し、翌朝に飛竜山経由で雲取に向かったが、途中で道に迷ってしまった。持っていたレーズンと豆を食べ、山菜やタケノコで飢えをしのぎ、沢の水を飲んでのどの渇きを癒やした。

   昼間のうちに熊がいた穴のようなところを探し、そこでウインドブレーカーのようなものをかぶり、さらにビニール製の地図を首に巻いて寒さを防ぎながら寝た。体力の消耗を防ぐため、邪魔なものはすべて捨て、携帯電話や財布、身分証など必要なものだけを身につけ、携帯電話が通じるところまで歩いたという。

   タレントの高木美保「私もちょっとした経験ですけど、いつも登っている山道が風が吹いて木が倒れたり、雪が降った後は違う場所に見えてしまうんです。山は地形が変わってしまうことがあるので、初めての道だと思って登らないとダメなんですよね」

   岩上安身(ジャーナリスト)「携帯電話が通話できる地点まで下りてきたということですが、これはものすごく冷静だったと思いますね」

   登山ブームらしいが、要注意だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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