「どうしてもお伝えしたいことがありまして」
小松靖アナの「ニュースアップ!」コーナーに気象予報士のふたむらちづこが飛び入り参加し、きょう9日(2014年5月)の夕方、北関東で竜巻や落雷などが発生し、極めて不安定な天候になると警戒を呼びかけた。
2年前の5月初旬には茨木・つくばで大被害
ふたむらによると、関東地方は午前中は五月晴れで最高気温も東京、埼玉、茨城・水戸などでは25度の夏日が予想されているが、正午ごろから上空にマイナス20度以下という3月下旬ごろの寒気が流れ込み、地上との気温差が45度前後に達して積乱雲が発生しやすくなるという。
2年前の2012年5月6日には、同じような気象状況で茨城・つくば市で竜巻が発生し大きな被害をもたらした。このときは地上と上空との温度差のほかに、強風がぶつかり合って被害を大きくしたが、きょうも竜巻や落雷、ひょうが発生する可能性が強い。
黒い雲の接近、急な冷たい風、雷鳴…急いで頑丈な建物に避難
では、危険が予想される地域、時間帯はどこか。ふたむらは午後3時から5時ごろの水戸、つくばなど茨城県内で最も警戒が必要という。正午の段階で北関東の山沿いで雨雲が発生し、午後3時ごろには群馬、栃木、茨城などの平野部にも雨雲が広がる。とくに茨城・つくば、水戸では午後4時前後に雨雲がかなり発達し危険な状態になるという。
黒い雲が近づいてくる、急に冷たい風が吹き出す、ゴロゴロという雷の音が聞こえだしたというよなことがあったら、しっかりした建物へ避難すること
司会の羽鳥慎一「朝の空を見ると、『そんなことないでしょう』と思うが、急に変わるということですね」
ふたむら「晴れているのに急に激しい現象が起こり、そのあとまた晴れてくるという天気になります」