現行の銃刀法も想定外―法解釈ではオモチャ
3Dプリンターは立体が再現できる。アニメの人形や模型から人工骨、自動車のバンパー、エンジン部品など実用品として活用されている。安いものは家電量販店でも販売されている。専門家は「問題は3Dプリンターじゃない」という。拳銃のデータがインターネットで流れ、簡単にダウンロードできてしまうことを問題視する。いや、本当の問題は、それを作っちゃってネットで公開するという「頭」の方だろう。
司会の加藤浩次「とんでもないこと言ってますね」
香山リカ(精神科医)「もともと3Dは悪用が懸念されているもので、このケースは信念のようなものがあるので、深刻だなと思いますね」
菊地幸夫(弁護士)「銃刀法もこういうものは予想していない。プラスチックや木はオモチャ。本物は金属。これは樹脂製。警察は殺傷力を重視したんでしょう」
キャスターのテリー伊藤「容疑者は連行されるとき誇らし気だった。『しかたありません』というのは、やっと認められたと思ってるからじゃないかな。もうひとつ、こんなに簡単に作れると、暴力団が密輸する必要がなくなる。法整備しないと」
おそらく、居村は銃刀法違反で逮捕されたということは、自分が作ったものが拳銃と認められた証拠と喜んでいるかもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト