御朱印ガールがすごい勢いで増えているという。神社や寺で参拝した証しとして帳面に寺社の名を書き入れ、朱色の印を押してもらう女性たちだ。思い出作りや趣味の一つに、あるいはパワースポットブームのつづきなど、魅かれるわけは人によっていろいろ。1日に何か所もめぐるファンもいて、このゴールデンウイークには長い行列ができた神社もある。
神田明神宮司「3、4年前から2、3割は増えています」
GWの日曜日、東京千代田区の神田明神にできた行列のお目当ては、見事な達筆と赤い印章のゲットだ。御朱印帳にしるしてもらう墨筆や印面が寺社それぞれに個性的なのも魅力らしい。寺社によって異なるが、多くのところが300円ぐらいで書きつけてくれるという。
「御朱印を求める人は3、4年前から2、3割は増えています」と神田明神の清水祥彦宮司は話す。36歳の女性は「すてきです。胸がときめきます」、40歳の女性も「神様がついていてくれるという安心感があります」と嬉しそうだ。なかには、結婚のご利益があったという人もいる。都内の36歳女性は「おかげで主人と再会でき、結ばれました」とにっこり。今も休みには家族で御朱印をもらいに出かけるそうだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト