「クローズアップ現代」NHKが持て余す国谷裕子キャスターの「野心」
NHKの代表番組といえば、間もなく放映3500回を迎える「クローズアップ現代」であろう。開始当初から司会を務めるフリーの国谷裕子キャスター(57)は、いわば同局の顔ともいえるが、目下、彼女に内緒である計画が進行中だと週刊新潮が報じている。
NHK関係者によれば、<「来年3月(2015年)の年度末をもって、番組を終了するというプランです。すでに理事や報道局幹部も了承済みで、『エンディング』へ向けた準備が始まっています」>
といっても、視聴率不振ではないそうだ。今なお軒並み2桁台をキープするなど、番組自体は好調なのだ。ではなぜ? 背景にあるのは国谷自身の問題だという。彼女は96年に放送文化基金賞、98年に放送ウーマン賞、02年には菊池寛賞も受けている。<「その頃から『歴史に名を刻みたい』という思いが強くなっていったのです」(NHK関係者)
「国谷さんのこだわるテーマは、アメリカ、女性と福祉、マイノリティなので、徐々にそれ以外には関心を示さなくなっています。その一方、『月から木まで拘束されては、長期取材ができない』ともこぼしているのです」(報道局関係者)>
つまりはNHK側が持て余しているということのようであるが、NHKの中でいくつもない良心的な番組なのだから、回数を減らしてでも続けてほしいと思う。