札幌市北区内の連続ガスボンベ爆発事件では、物証といえるものが3つある。一つがゴム印だ。犯行を認める、あるいは予告する手紙4通のうち、3通はアルファベットのゴム印で書かれていた。そのゴム印と見られるものが逮捕された51歳の女性の出したゴミの中から見つかっていた。二つ目は札幌北署周辺のコンビニなどの防犯カメラやタクシーの車載カメラ(ドライブレコーダー)に女性のものと見られる車が映っていた。三つ目は女性宅で見つかった未使用のガスボンベだ。
これらとは別に、手紙で非難されていた北署の複数の警察官の名前から、この女性が過去に事情聴取を受けたことがあり、交通違反や住民とのトラブルで北署にクレームをつけていたこともわかった。
執念深いクレーマー?
これでようやく逮捕に至った理由がわかった。司会の加藤浩次は「警察との接点が分かりましたね。クレームをつけていたということですか」
キャスターのテリー伊藤「数年前に調べられた警察官の名前なんて普通は覚えてない。特異な人かも」
リポーターの西村綾子は「クレームがいつなのか、最近まで続いていたのかなどはわかりませんが、頻繁にあったとなると…」
弁護士の菊地幸夫「似た車、ゴム印だけでは裁判はむずかしいですね。そもそもガスボンベとか爆発装置の構造もわかっていない。彼女に作れたかどうかもわからない」
香山リカ(精神科医)「警察はほかにも何か決め手を握っているんでしょうか」
当然でしょう。しかしそれをメディアにもらさない。あるいは小出しにする。
テリー「4番目に画鋲、5番目にはクギとエスカレートしている。彼女の精神状態はどうなのか。どうやって作るんだろうと加藤さんとも話してたんですがね、材料があってもねえ」
西村「固形燃料とゼリー状の燃料が見つかっているという発表だけです」
北海道警は他の4件についても女性を追及するという。しかし、警察官の名前を書き送るということは、「私が(爆発の)犯人です」といっているようなものだ。そんなバカなことをするだろうか。