札幌市のガスボンベ爆発事件で、市内に住む51歳の女が北海道警に道警官舎を爆発させた疑いで逮捕された。無職の名須川早苗容疑者で、防犯カメラの映像分析や5日間にわたる家宅捜索から捜査線上に浮上した。本人は「やっていません」と否認している。道警は他の爆発や爆発未遂事件についても調べを進める。
「激発物破裂罪」逮捕!死刑か無期、5年以上の懲役と重い刑
「激発物破裂罪」という聞き慣れない容疑だが、有罪なら死刑か無期、5年以上の懲役と刑は重い。
一連の事件は1月(2014年)から札幌市北区内のスーパー駐車場やホームセンターで5件続き、どれも半径3キロ圏内だった。数十個の画びょうや2000本以上の釘を仕込んだボンベもあった。関与をほのめかす手紙が札幌北署や報道機関に届き、「次は交番を狙う」と予告していた。
警察で取り調べの過去
奥平邦彦・取材キャスターが爆発現場でもある札幌北署前から中継で伝えた。「この斜め前に道警官舎があり、名須川容疑者の自宅はここから6・5キロでした」。近所の人は「(名須川は)ごく普通の主婦の感じです」と話す。
防犯カメラには、爆発現場から人々が逃げ出す中で、逃げないでいる女性が映っていたという。名須川の自宅から押収した車が現場付近の防犯カメラやタクシーのドライブレコーダーに映ってもいた。動機の解明はこれからだ。
司会の齋藤孝「警察とのトラブルがあったのかもしれませんね」
奥平「過去に警察の調べを受けたことがあったそうです。いまのところ単独犯行と見られます」
容疑者がこの年齢の女性というのは驚き。しかし、否認している以上、さらに慎重な捜査が求められる。