アベノミクス第4の矢「プロ野球16球団構想」地方に根拠地置いて活性化

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   井上貴博アナ「これまでアベノミクスは、金融緩和、財政政策、成長戦略を3本の矢としていましたが、4本目の矢が浮上しました。それはプロ野球を12球団から16球団とする構想です」

   提案者はスポーツジャーナリスト・二宮清純氏だという。

スポーツジャーナリスト・二宮清純が提案

   二宮は自民党が開催した日本経済再生本部会議に講師として招かれ、球団を増やせ話はここで飛び出した。二宮はこう主張している。「プロ野球は現在、東京に集まる一極集中型に逆戻りしつつあります。地方の活性化を考えた場合、プロ球団を地方で創設して16球団にしたらいい。

   プロ野球は公共財であり観光資源でもあります。アメリカのメジャーリーグ(MLB)も球団数を増やすことで、選手をカリブ海諸国や東アジアから獲得しマーケットは拡大しました。球団数が増えれば、米国への日本人選手流出を防ぐことにつながります」」

   井上「候補地としてプロ球団の根拠地がない北信越地方、静岡県、四国地方、南九州地方、沖縄県などが上げられています」

日本経済再生本部会議も乗り気

   メインキャスターの齋藤孝「四国にはすでに独立リーグがあるでしょう。16球団構想はそれを壊すことにもなりかねない。それはどうだろうか」

   井上「これまではプロ球団の数が多いので絞り込もうという議論が大勢でしたが、二宮さんの提案で、逆に増やすという議論が始まりそうです」

   元プロ野球選手だった自民党参議院議員の石井浩郎氏は「地方に球団の根拠地を置くというのは、その地方の活性化につながります。そういう球団が増えるということは嬉しいことです」と話す。

   井上「日本経済再生本部会議でも、二宮氏の提案は好意的に受け止められたようです。地方に球団ができれば、やがては日本全体が動き出すと考えているようです」

   問題は球団維持のカネを出せる企業があるかないかだ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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