きのう27日(2014年4月)、スペインで行われた男子テニス・バルセロナオープンのシングルズ決勝で、第4シードで世界ランク17位の錦織圭選手が初優勝した。優勝の秘密をスポーツ担当で、かつては錦織とライバルであった石井大裕アナウンサーが探った。
苦手な「クレーコート(土地のコート)」でストレート勝ち
石井「錦織圭選手はサンティアゴ・ヒラルドにストレート勝ちでツアー5勝目を上げましたが、じつは3週間前に錦織選手に話を聞いていました」
この中で錦織は「バルセロナオープンはクレーコート(土のコート)で球足が遅く、土特有のバウンドがあるため苦手」と告白していた。マイケル・チャンコーチを招聘した理由を聞かれて、「クレーコートでは左右の動きと共に、前後の動きも重要となってきます。その動きを学ぶためにコーチをお願いしました」
司会の夏目三久「錦織選手ならではの特徴というのがあるんですか」
石井「ボールに触れるラケットのタッチが彼独特のものなんです。今回の錦織選手の優勝に触発されて、いまからテニスを始めて上達しても、あのタッチを会得するのは難しいと思います」
新しい世界ランキングが発表されるが、錦織は17位から12位へランクアップは確実で、もう少し上に行く可能性もあるという。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト