学校や企業で昼寝が広がっているのだそうだ。インターネット大手「GMOインターネット」では、昼休みになると会議室に簡易ベッドが用意される。仕事の生産性アップに昼寝推奨をしており、1人30分以内の昼寝が認められている。社員は「昼寝の後はスッキリして、その後の仕事がはかどります」と昼寝の効果を強調する。
住宅リフォームの「OKUTA」でも社員がデスクで昼寝をしている。1日1回15~20分の仮眠が認められており、担当者は「仕事効率アップやミスを減らす狙いがあります」と語る。
厚労省も「睡眠指針」改定―「昼寝を有効利用しましょう」
昼寝ブームを受け女性専用のお昼寝カフェも登場した。よく利用する女性は「午前中に仕事で嫌なことがあっても、短い時間の昼寝をすれば、気分が切り替わります」と話す。利用料は10分160円だ。
厚生労働省も健康づくりのための睡眠指針を11年ぶりに改定した。担当者は「昼寝をうまく有効活用すれば仕事の効率も上がり、企業の業績アップにもなります。昼寝は業績向上の一つの手です」という。
「あさチャン!」は昼寝の効果を調べた。「グッドスリープ・クリニック」の睡眠専門外来で能波探知機を頭に付けたスタッフが昼寝をすると、脳波に変化が現れた。浅い眠りを示す脳波で、クリニックの齋藤恒博理事長は「浅い睡眠の昼寝は効果的です。夜の睡眠を促進する効果があります」と説明した。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト