「人生の中で一番美味しい」オバマ大統領 寿司はほめたが、いきなりTPPで突っ込み

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   23日(2014年4月)夜に来日したオバマ米大統領が、安倍首相との夕食会に向ったのは東京・銀座の三ツ星寿司店「すきやばし次郎本店」だった。安倍と日本酒をさしつさされつしながら堪能した寿司に大統領はご満悦だったようだ。

牛肉の会食では角が立つと…

   寿司好きの大統領に気に入ってもらえ―利害の対立する牛や豚肉のTPP交渉に気遣い、寿司なら問題ないだろうと日本側が夕食会は寿司店を提案したらしいが、案ずるより産むが易しか、会食を終えた安倍は報道陣に感想をこう述べた。

   「大統領は自分はハワイ生まれでお寿司をずいぶん食べてきたけれども、人生のなかで一番美味しい寿司だったというふうにおっしゃっていましたね。ゆっくり、さまざまな課題についてお話しすることができた」

「That was some good sushi」

   ビジネスライクの大統領らしく、やはりTPPについて突っ込んだ話になり、両首脳は「妥結を目指す」ことで一致したという。今回の合意はムリと23日午後に協議を打ち切っていた甘利明TPP担当相とフロマン米通商代表部代表はこれを受けて、深夜に協議を再開し話し合いは24日午前3時過ぎまで続いた。大筋合意にこぎつける可能性が出てきたという。

   テレビ朝日の足立直紀記者によると、「安倍首相サイドは首脳会談までにまとまらなくても、オバマさんが韓国へ向け出発する25日までギリギリ交渉を続ける考え」という。

   そうしてこともあってか、会食を終わって寿司店を出て来た大統領は報道陣に向い笑顔で、「That was some good sushi(おいしい寿司でした)」と親指を立てた。

   この映像を見たコメンテーターの玉川徹(テレ朝ディレクター)が「オバマさんにとって本当においしかったのは寿司だったのかな。肉のほうだったんじゃないか」

文   モンブラン
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