スウェーデン出身の3人組「ダーティ・ループス」をご存知か? マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、マドンナなどを見出したプロデューサーのデイヴィッド・フォスターがイチオの新星なんだそうだ。「スッキリ!!」で世界で初めてテレビ生演奏となった。
ビッグアーチスト次々発掘した名物プロデューサーのいまイチオシ
ドラムのアーロン(28)、ボーカル&キーボードのジョナ(27)、ベースのヘンリック(29)は一見パンク風だが、れっきとした音楽学校出なのだそうだ。いずれも超絶テクニックをもち、人気アーティストのカバー曲を新しいポップサウンドでYouTubeに載せた。「アレンジと技術がやばい」と評判になり、フォスターの目に止まった。
日本デビューアルバム「ダーティ・ループス」のプロモーションに来日したのだが、先日、渋谷で行ったインストアライブは超満員の盛況だった。ファンは「3人であの音楽を作ったところが凄い」「あのグルーブとベースと歌唱力が最高」という。
現れた3人は「緊張します」とたしかに初々しい。「学校の授業と別にやっていた」「夜やっていた」という。ドラムのアーロンは15歳で参加したすべてのオーディションで史上最高得点をマークした、フォスターは米国ロサンゼルスから「ボクが手がける新しいグループ、ダーティ・ループを紹介する。彼らの音楽は信じられないくらい素晴らしい。みなさんも好きになるはずだ」というビデオメッセージを寄せた。クインシー・ジョーンズも「21世紀の音楽だ」と絶賛している。
アルバムには宇多田ヒカルの「Automatic」も入っている。ほかにも、カシオペアとか。司会の加藤浩次は「カシオペア? フュージョンもやるんだ」と驚く。
強烈なビートに優しい歌い方
そして、パフォーマンス。強烈なビートとどちらかというと優しい歌い方である。「Automatic」と彼らの「Hit Me」を続けて演奏した。3人それぞれが完璧で、3人でも完璧。終わって、ジョナがしきりと「ファニー」言っていた。トークのスタジオなのに、音楽もできるというのは珍しいのか。
アルバムについては「今までに聞いたことがないようなものをつくりたかった」という。日本で出した理由は「東京に来る理由ができるから」(笑い)とサービス精神もなかなかのものだ。
キャスターのテリー伊藤「2、3年、日本にいたらどうですか」
加藤「これでファンになる人も多いと思う」
いい感じのグループだった。