欧州列強に手を焼いていた明治政府にアメリカがアドバイス
では、首脳会談で何が話し合われるか。
司会の羽鳥慎一「やはりTPPがアメリカは一番関心が高いのでしょうね」
萩谷順(法政大教授)「いや、むしろ安全保障だと思いますね。今回の日程のなかでピカピカ光っているのが明治神宮訪問。日韓併合をやった明治天皇を祀っている神社ですが、日本は過去を反省していないと中国・韓国が盛んに批判するなかで、明治神宮訪問は大変なメッセージが込められていると思います」
一見すると奇異な感じだが、まさか韓国を刺激する狙いが込められているとは思えない。むしろ欧州列強に手を焼いていた明治政府にさまざまなアドバイスをし、良好な日米関係を築いた明治という時代をもう1度振り返り、思い起こそうというメッセージなのかもしれない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト