韓国の旅客船はなぜ突然横転し沈没したのか。井上貴博アナは沈没直前の写真を示し、「よく見ると、船の船首部分の底に何かを擦った跡が見えます」と説明する。セウォル号は日本で建造され、鹿児島と沖縄を結ぶフェリーとして運行されていた。2012年に韓国に売却され、その後に客室などが増築された。
商船三井の元船長・池田宗雄氏はフェリー時代とセウォル号の写真を比べ、「貨物をより多く積むために高さを増していますが、これは船にとってマイナス要因になります。高くなったためにバランスが崩れ、転覆しやすくなります」と解説した。
直前に漁船が横切った?
井上「航跡の記録から、転覆直前に右に急転回したようです。これは何を意味するのでしょうか」
池田氏「船の航行先に漁船などの他の船が横切ったと思われます。この船を避けるために急転回したと思われますね」
珍島には奥平邦彦レポーターがいた。「沈没海域に大型クレーン船3隻が到着し、船の沈下を防ごうとしています」
いまは原因究明より、船内にいる不明者の救出優先だ。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト