奈良の元興寺に伝わる木造聖徳太子立像(南無仏二歳像)の体内から大変なものが見つかったという。鎌倉時代の13世紀の作で、高さ68.2センチと小さなものだが、CTスキャンをかけたところ、どうやら中に金、銀、水晶などがあるとわかった。ただし取り出すことはできない。
CTスキャンで発見
像は聖徳太子が2歳のときという妙な設定だが、利発そうな上半身裸の童が合掌している。昭和35年にX線写真を撮ったことがあった。体内は空洞になっているが、足の付け根あたりにちいさな仏塔のような形が見え、五輪塔と呼ばれて故人の供養のためのもの思われてきた。
それを今回、九州国立博物館がCTで調査したところ、五輪塔の内部まで見えた。塔も木製で内部が空洞になっており、そこになにかが入っていることがわかった。金属製の容器、紙に包まれた金や銀、水晶などの舎利(釈迦の遺骨を意味する宝飾品)が十数粒確認された。
森圭介アナ「非常に貴重、国宝級の発見だそうです」
司会の加藤浩次「出してはいない。撮影しただけ?」
森「像自体が文化財ですから破壊できない」
キャスターのテリー伊藤「紙の書き付けも入ってるんですよね」
森「手紙とも、寄贈した人の名前ともいわれています」
加藤「見たいねぇ」
テリー「ロマンだね」
いまのところ、取り出す予定はないという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト