日本ではアニメ番組が終了して約20年経つが、いまだにムーミン人気は根強い。司会の夏目三久は「ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンさんの生誕100年をまもなく迎えます。これを機会にムーミンを見直そうという動きが再び広がっています」と伝えた。
都内にある「ムーミンベーカリー&カフェ」は平日の昼間でも店の前に長い列ができる。店員は「ムーミンが描かれたマグカップや帽子なども販売しています。お客さまは小さなお子さんを連れた家族連れから高齢者の方までさまざまですね」と話す。店内のそれぞれのテーブルの椅子にムーミンファミリーのぬいぐるみが座っていて、「店内で待っているムーミンファミリーのぬいぐるみが、このお店の人気の秘密の一つになっているようです」と夏目はいう。
在日フィンランド大使の名刺にはスナフキン「僕に似てるでしょ」
ムーミンが誕生したのはフィランドで、日本にやってきたのは今から約50年前だ。漫画はこれまで計400万部が売れている。熱心なムーミンファンの女性は「必ず物語に胸に響く名言があります。それがムーミンの魅力です」と話す。
夏目「ムーミンの漫画とは別に、ムーミンファミリーの名言集という本も発売されています。こちらも売れ行きは好調で、ムーミンファミリーのキャラクターごとに、すでに10冊近くが出版されています」
石井大祐リポーター「ムーミンはフィランドの象徴で、駐日フィランド大使の名刺にもムーミンファミリーのキャラクターが印刷されています」
そのマヌ・ヴィルタモ大使は「名刺にはスナフキンを印刷しています。僕とよく似ているからね」と笑った。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト