これまでに日本人記者・カメラマン3人が受賞
これまでに日本人は3人が受賞している。毎日新聞の長尾靖記者が撮影した「浅沼暗殺」はUPIでアメリカに配信され、他の2人の沢田恭一、酒井淑夫は外国通信社の所属だ。いずれも60年代である。
「硫黄島の星条旗」(1946年受賞)、「浅沼暗殺」(61年)、「ハゲワシと難民少女」(94年)、「不倫騒動のクリントン大統領夫妻」(99年)、「9・11テロ」(02年)、「ミャンマーの日本人記者殺害」(08年)と続く受賞写真はやはり迫力がある。
キャスターのテリー伊藤「いまみんな携帯で撮れる時代だけど、1枚の写真のすごさがありますね」
司会の加藤浩次「動画よりもインパクトがあったりしますよ」
東大教授のロバート・キャンベルがピュリッツァー賞を説明したが、そのなかでようやく今回の受賞写真に話が戻った。「写真は10枚あって、ニューヨークタイムズに載りました。全部見せたいところですね。バウマンさんという20代のランナーが被害にあって、リハビリする姿や義足をつけてガールフレンドに支えられて社会復帰するまでの10枚です。この夏には、子どもが生まれるそうです」
テリーは「浅沼暗殺を見たのが12歳の時で衝撃だった」などと話しはまた飛び、撮影者が誰なのか、つまり受賞者の名前は出ずじまいだった。どうかしてる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト