今年のピュリッツァー賞がきょう15日(2014年4月)午前4時に発表され、ジャーナリズム部門・写真賞では、昨年のボストン・マラソンを狙ったテロで両足を失った青年の1年を追った一連の写真が受賞した。写真で両足をなくした男性が病院のベッドに仰向けで両手をひろげている。1か月後にリハビリに励んでいるシーンだという。
両足失ったランナーのリハビリ1年を追った10枚組写真
ところが、「スッキリ!!」が放送した写真は1枚だけ。受賞者の名前も詳細も伝えない。午前4時の発表で、8時からの本番ではいかんせん間に合わなかったのだろう。あらかじめ準備していた過去の写真とピュリッツァー賞の曰く因縁ばかり流す。
「報道のアカデミー賞といわれ、権威ある」で、新聞王ジョセフ・ピュリッツァーが「ジャーナリズムの質の向上のために」と1917年に設けたとお決まりの説明がナレーションで流れる。ピュリッツァーの持っていた新聞が「イエローペーパー」だったという皮肉には触れない。
賞の運営はコロンビア大学ジャーナリズム大学院がやっていて、報道部門は社説や調査報道、特集写真、速報写真などがあり、報道のほかは文学、音楽部門がある。対象は米国内で報じられたもの。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト