通話やメールはもちろん、ネットにも簡単に接続できるスマートフォン(スマホ)は、いま2人に1人が使っているといわれるが、ネックは使用料金が高いことだ。司会の夏目三久は「スマホの利用料金の平均は月額8000円から1万円前後です。これまでの携帯使用料に比べ2割程度高くなっています」と伝える。それならばということで、今月4日(2014年)に大手スーパー「イオン」が月額使用料2980円の格安スマホを売り出した。
ビッグローブも7月に格安スマホ発売
イオンの担当者は「格安航空のスマホ版。スマホ入門機として最適です」という。イオンは格安スマホを8000台限定で発売したが、半分4000台がきのうまでに売れてしまった。購入者の大半がシルバー世代だ。安いのに、なぜ若者が飛びつかないのか。ネットへの接続制限があり、接続スピードも遅いからだ。
しかし、格安スマホを購入した初老の女性はこう語る。「使いたいのは通話とメール、それにネットだけ。他のスマホに付いているその他の機能は、いくら勉強しても分からないから必要ない。スピードが遅くても不便はありません」
夏目は「齋藤さんは月額どのぐらい払っていますか」と齋藤孝キャスターに聞く「よく通話でも使うから、やはり月に1万円ぐらいかな」
ところで、日本のスマホの使用料は世界で何番か。夏目によると、「1位がドイツ、次がアメリカのニューヨーク。東京は3番目」だそうである。
夏目「これからのスマホは安さか機能かの2つに分かれると思います」
インターネット接続のビッグローブも7月に大手各社の半額程度で使える格安スマホを発売するという。スマホの格安競争が始まりそうだ。