14日(2014年4月)の「あさチャン!」はゴルフ米メジャー「マスターズ・トーナメント」の最終ラウンド中継のため休みだ。
3日目に首位タイに立ち、タイガー・ウッズの記録を破って最年少優勝の期待がかかった20歳のジョーダン・スピース(米国)は、やはり大舞台の雰囲気の飲まれたのか、ここ一番のショットとパットが決められなかった。7番までに4バーディーを奪って一時は単独トップに立ったが、8番で3パット、9番も1メートル半が入らず連続ボギーとしてしまう。本人も「あれがターニングポイントだった」と語ったように、その後はそれまでの勢いもキレもパタリとなくなり、むしろ思うようにできないゴルフにあせっているように見えた。
ぶっ叩いた!380ヤード―ベテランのここ一番
スピースと同じ最終組で回ったバッハ・ワトソン(米国)は2打差をつけて迎えた13番ロングでスピースを突き放した。勝負はここだと決断し、放ったドライバーショットはグリーンまで130ヤード。もともと米ツアー屈指の飛ばし屋だが、このビッグショットはなんと380ヤード前後もぶっ叩いた。これを見たスピースは左のラフへ。しかも、ボールは枯れた落ち葉に半分埋まっている。無理して2オンを狙えば、グリーン手前のクリークに落ちる危険が高い。結局、3オンのパー。ワトソンは楽々とバーディーで上がり3打差として優勝をほぼ手中にした。
ワトソンは試合後、「18番ホールは前回よりも少し楽に迎えられたよ」と語った。通算8アンダーで2年ぶり2度目のマスターズ制覇となった。
今回のマスターズは、最年少優勝と同時に、最年長優勝もあるのではないかと話題になった。最終日に首位と2打差で出たスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスは50歳で、優勝すればこれまでのジャック・ニクラウスの1986年の46歳の記録を破るからだ。葉巻をくゆらせ出っ腹にポニーテールがユーモラスでギャラリーの人気者になったが、4アンダーで4位だった。(テレビウォッチ編集部)