今年のアカデミー賞・長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞したディズニー映画「アナと雪の女王」がヒット中だが、主題歌の「Let It Go」も世界中で大ヒットしている。そこで、25か国語の吹き替え録音のリレー画像が公開になった。これがけっこう見応えがある。
「雪山シーン」25人が1曲を歌い継ぎ
日本語版は女優の松たか子が歌っていることはすでに旧聞に属するが、「iTunes」の週間ソングランキング(日本)で、トップ4位までがこの映画の曲で、1、2、4位が「Let It Go」。松たか子・日本語バージョンは3週連続トップだ。トップアルバムでも1位が「アナと雪の女王」といった具合である。
各国語の吹き替えを並べた映像は、「スッキリ!!」も以前に流したことがあったが、今度は吹き替え録音中の歌手の映像で、アニメで流れると日本語以外はどれも似たようなものに聞こえる。しかし、お国ぶりもうかがえて、これはこれで面白い。
シーンはアナが険しい雪の斜面を登っていくところで、英語のイディナ・メンツェルから始まって、フランス、ドイツ、オランダ、中国、スウェーデン、日本、スペイン(ラテンアメリカ)、ポーランド、ハンガリー、スペイン、カタルーニャ、イタリア、韓国、セルビア、広東、ポルトガル、マレーシア、ロシア、デンマーク、プルガリア、ノルウェー、タイ、カナダ・フランス、フラマンでちょうど1曲を歌い継ぐ。
フランス語、スペイン語、中国語にバージョンが2つづつあるのに、アフリカ系はないし、インドやフィリピンからも文句が出るかもしれない。
米国の映画館では天井から雪片チラチラの演出
ビデオが終わると一瞬ため息があって、司会の加藤浩次「見入っちゃいますね」
キャスターのテリー伊藤「ボクは日本語版で見たんですけど、ほかの版も見たくなった。字幕でね。そうして何度も通ってる人いるんじゃないかなあ」
加藤「みんなで歌ったりもしていると…」
アメリカの劇場では画面に字幕が出て、カラオケのように客席で歌うという趣向も始まっている。映像では天井から雪片がちらちらする中で老若男女が声を張り上げていた。日本でもゴールデンウイークに一部の劇場で日本語版と英語版でやるという。ディズニーはやることが大掛かりだ。