理研の他のスタッフも実験立ち会っているはずだが…
本村健太郎はもう弁護士の視線だ。「小保方さんがこだわるのは、理研の『不正』の規定に触れるとクビしかないからでしょう。言っておかないと不利になるから」という。
加藤「200回?、エーッと思いましたよ」
寺門「他の人にはできないとなると、もっと情報を開示した方がいいですよね。ほかの人が成功しても、小保方さんの功績に変わりはないのだから」
テリー「実験は1人でやってるわけじゃないでしょ。だれかが見てるはず」
寺門「途中の実験の段階で理研の人はいろいろ見ていると思います」
テリー「きのうの説明みたいなものが、理研の調査には全く出てこないですよね」
寺門「調査項目を絞ってしまったために、実験の全体像が把握できてないんでしょう」
加藤は「コツがある、レシピがあるという。こんなことが……」
寺門「それを知らせるのが論文なんですよ。今回は追加の仕様も発表したが、それでもできてない。ということは、ほかにもノウハウがあるということでしょうか。発表しないと証明されない。小保方さんにも不利になると思いますけどねえ」
加藤「コツを出してしまえば、それでいいと思いますけどねえ」
寺門「その通りです」
テリー「理研をクビになる可能性が高いが、理研が彼女にチャンスをあたえれば、世間も納得するかも」
おおたわ史絵(内科医)「彼女が加わった実験も、彼女なしの実験もあっていいですよ」
ああだこうだの末、テリーは「下世話な話だが、2時間35分、アップに耐えるね」
まったくくコノヤローは。