理研の研究費・人件費は税金―研究員としてふさわしいか
論文の撤回について、小保方氏は結論の否定になるとして取り下げないと表明、今後もSTAP細胞が誰かの役に立つよう研究を進めていきたいと涙ながらに訴えたが、この点についても厳しい意見があった。研究の不正問題に詳しい東大医科学研究所の上昌広特任教授が引っ掛かったのは、小保方氏が繰り返した「不勉強」「未熟」という言葉だ。「研究は納税者の税金でやっているのです。未熟で研究の世界の初歩の初歩も知らない人が果たして理研の研究員にふさわしいのか」と疑問を投げかける。
理研は不服申し立てを受け、再調査をするかどうか来週中に決めるという。司会の齋藤孝が元村に聞く。「小保方さんの研究者としての今後の立場はどうなりますか」
元村「一から出直す気持ちでないと相当に厳しいと思います」
STAP細胞作製成功の記者会見で見せた輝くような笑顔が戻ってくる日はあるのだろうか。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト