米国ニューヨーク・ロングアイランドのレストランで、地元のプロサッカーチーム「ニューヨーク・コスモス」が会合を開いた。その様子がYouTube(ユーチューブ)の公式チャンネルにアップされると結構な話題となった。
レストランで歓談するチームに店のオーナーがある勝負を持ちかける。「ちょっとウチの店員とバッファローウイング(甘ずっぱ辛く味付けした鶏手羽元で、州の名物料理)の早食い競争でもやってみない? もし勝ったら、お勘定はタダにしますよ」
すると、チーム一の大食いを誇るペリ・マロシェビッチ選手が名乗りをあげ、場は盛り上がる。ペリと店員2人の勝負がはじまり、白熱したが、途中から帽子を目深にかぶったアジア系の小柄な店員がチキンを激しく口につめこんでいく。3分間経って結果は58(本)対18。「コスモス」の惨敗となってしまった。
エイプリルフールいたずら企画に変装して登場
いったいこの大食い男は何者なのか。オーナーが「ごめん、彼の名字を言い忘れてたね。コバヤシというんだ」と明かすと、店内はまたどっと湧いた。これはチームフロントと店が仕組んだエイプリルフールのいたずら企画で、「フードファイター」の小林尊さんが店員に変装していたのだった。
コバヤシは現在、米国を拠点に活動しており、ニューヨークのホットドッグ早食い大会での活躍やCM出演などを通して、米国内でも知名度は高いようだ。ペリは「コバヤシだとは気付かなかったけど、大食いのチャンピオンと戦えて楽しかったよ」と振り返った。
なお、コビー(コバヤシ)は2012年の大会で、チキンウイングを30分間に337本を食べたという「記録」も持っている。
ボンド柳生