STAP細胞の論文に「不正」「ねつ造」ありとされた理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーはきのう8日(2014年4月)、理研に対して再調査と不正認定の撤回を求めて不服を申し立てた。申し立ては、A4判19ページに及び、内容を代理人の弁護士が会見で明らかにした。
改ざん・捏造については「データを見やすくするための加工」「悪意ない取り違え」
「改ざんとされた画像」については、「データを見やすくするために加工したもので、改ざんにはあたらない」、ねつ造については、「悪意のない取り違え。正しい画像が存在しており調査委に提出している」としている。
また、理研の調査委の調査期間が2週間と短く、とくに小保方氏には1回しか聞き取りがなかったことで不十分だと主張している。弁護士に「言いたいことがいえなかった。きちんとした説明ができていない」と話しているという。
調査委は「STAP細胞の存在」にも疑義を示したが、「存在を確信している」という。再調査は当初の調査委のメンバー以外によっておこなうべきだと求めている。
一方で「画像の取り違え」などを「深く反省している」「関係者や社会に迷惑をかけた」と謝罪もしている。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト