国際司法「違法判決」仕方ない!?科学的根拠薄弱だった日本の調査捕鯨

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「一言しかない。『バカヤロー!!!』」

   先頃、国際司法裁判所で日本の南極海・調査捕鯨は「科学的でない」とされ、楽天市場はそれを受けてクジラ肉の販売を中止し、クジラ料理店主が冒頭の感想を述べた次第である。

   「STAP細胞」ほどではないにしろ、調査捕鯨禁止問題もちょこちょこと取り上げられている。しかし、この両者の扱いというのもなかなかに対照的なようだ。STAP問題については、けさ9日(2014年4月)も「科学の問題から離れてしまってる」(司会の小倉智昭)といった発言が聞かれ、モノを科学的に考えることの重要性がしばしば強調される。しかし、調査捕鯨の科学面は誰も少しも考えようとしないようだ。捕鯨(イルカ含む)やクジラ肉の流通・小売り、料理店関係者の「怒り」の声や、生活、将来の心配の声ばかりである。

   「非科学的」な調査捕鯨を国際的な批判には目もくれず、正しいと強弁して漫然と続け、挙げ句に司法の場でダメ出しされ、ひいて鯨食文化や捕鯨の再開にも少なからぬダメージを与えた捕鯨当局、政府の責任を言うものは誰もいない。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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