胸にズッシ~ンと来た至言「たった一言では人生は変わらない」

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   なんとかゴミ屋敷から脱出して新居へ。でも、まだダンボールの山に囲まれている。ダンボールをなんとか整理できるのはきっとゴールデンウィークだろう。ムダな買い物はやめてモノが少ないスッキリした生活を送るって誓ったくせに、すでに破られた。

   引っ越し直後に増税前に買っておいたほうがいいだろうともくろんで日用品を買いだめしたのだ。トイレットペーパー、ラップ類、洗剤類、オリーブオイルにコーヒー、その他にもあれやこれやとスーパーやドラッグストアに走った。洋服やバッグ、アクセサリー関連に走らなかったのが救い。こまごまとしたものを買い、結果としてダンボールの山にお仲間を増やしてしまった。

世界的に活躍するある建築家の言葉

   この状況にがっくり肩を落とした時、心を支えてくれるかのような言葉と出逢った。

「人間、たった一言で人生が変わったりはしない」

   ズッシ~ン!これ、痛く胸に突き刺さる。吟味して審美眼を育てて物を買うんだとエラソーなこと思って実現できていない己に言いわけできる要素が増えた。けれど、それだけじゃない。

   この発言の主は世界的に活躍するある建築家である。雑誌の一問一答形式で紹介しているページで見つけた。一問一答企画はアクターズスタジオの10の質問は秀逸だが、それを超えるような一問一答形式ってありそうでなかなかない。あれは本当によくできている。「昔好きだったイタズラは?」「天国に行ったら神様に何と言って迎えてもらいたい?」たったワンセンテンスとその答え方で、質問された人の人生観や自分をどのように見ているかがわかる。

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