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ガーナ大使館「カジノ賭博」潜入捜査でスッた574万円!だれが払ったの?

   駐日ガーナ大使館の大使が借りていた部屋でカジノ賭博が行われていて、そこが強制捜査されたことは大きく報道された。捜査のきっかけは1日で200万円の大負けを喫した常連客が、その腹いせに警察にタレ込んだことからだった。入念に準備され、5回にわたって潜入捜査が行われたと週刊新潮が報じている。では潜入した捜査官たちはいくらぐらい賭場につぎ込み、その金はどこから出たのか。いかにも週刊新潮らしく、そのあたりを取材している。こういうところに目を付けるのが週刊誌なのである。

   元従業員によれば、<「事件後、オーナーから聞いたところでは、警察にタレ込んだ常連客が引っ張り込んだ5人の捜査員は、トータル574万円の負けを支払っていたそうです」>

   警視庁関係者もこう話す。<「疑われないように、高そうな背広を着て、1回に50万円とか派手な賭け方をしていた捜査員もいたと聞きました。風俗店を摘発するときに、捜査費から3、4万円の料金を支払って、潜入することはある。だけど、今回のケースは桁違い。誰が、500万円以上の捜査費を使うことを許可したのだろうかと、ちょっとした騒ぎになっています」>

   元警視庁捜査一課長の田宮榮一氏の話ではこうだ。<「警視庁の場合、公の秩序に反する犯罪ですと、都ではなく、国から捜査費が支出されます。ガーナ大使が関与する犯罪ですから、出所は国だったのではないでしょうか」>

   1度でいいから国の金で博打をしてみたいものだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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