米アリゾナ・グランドキャニオンで安川電機社員一家4人死傷!暴走車に突っ込まれ大破

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   米アリゾナ州・グランドキャニオンで、日本人一家の乗った車が警察に追われた暴走車に衝突され親子3人が死亡、少女が重体となっている。暴走車に乗っていた2人も死んだ。一家はイリノイ州シカゴに住んでいて、子どもたちの春休みを利用した家族旅行中だった。

パトカーに追われた飲酒運転―夫婦と長男死亡、長女は重体

   事故があったのは現地時間の3月28日(2014年)の午後10時ころ。グランドキャニオンに近い見通しのよい道路で、警察のパトカーに追われた小型トラックが、センターラインを越えて一家の乗ったバンに正面からぶつかったという。バンは大破し、安川電機社員の平山朝啓さん(50)、妻の幸代さん(42)、長男の湧樹さん(16)が死亡、9歳の長女が重体になっている。平山さんは昨年3月からシカゴの安川電機アメリカ法人勤務だった。語学が堪能で、デンマークやドイツ勤務の経験もあった。

   地元警察によると、小型トラックはほかの車に衝突してそのまま逃走した。通報を受けてパトカーが追跡したが、トラックは蛇行運転を繰り返し、飲酒運 転の疑いがあった。容疑者は地元のネイティブ・アメリカンで、身元もわからないほど焼けていたという。衝突時のスピードは約160キロだった。平山さんの車の映像がチラリと出たが、原形をとどめておらず、衝突のすさまじさを示していた。

長男通っていたシカゴの高校で追悼会

   湧樹さんの中学(東京)時代の友人は「勉強もできて、運動神経もよく、野球をやっていた」という。一家を知る父兄は「明るいお母さんだった」と話す。彼が通っていたシカゴの高校では追悼会を開くという。

   司会の加藤浩次「アメリカの警察は追跡に落ち度はなかったといっているが、こういう事故は納得いかないですよ」

   キャスターのテリー伊藤「幸せな一家が一瞬にしてこういう形になるのはやりきれないですね」

   坂口孝則(経営コンサルタント)は「いまあるオートブレーキは時速30キロくらいまでしか効かない。今回は160キロでしょ。ドライバーがアルコールを摂取していたらエンジンがかからない技術はすでにあるのだから、拡充してほしいですよ」と話す。

   おおたわ史絵(内科医)「若い頃にアリゾナにいたことがあるけど、車なんかろくに走ってないんですよ。アメリカはカーチェイスより飲酒運転とか免許のシステムを備えるべきじゃないですかね」

   9歳の長女の容態は安定して、いま祖父母が面倒をみているという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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