「私は幼いころから錦織選手とともに汗を流してきました。直接、本人に真相を聞いてきました」
「あさチャン!」のスポーツ担当アナの石井大裕は学生時代はテニスの選手で、日本のエース錦織圭とはジュニアのころに一緒に松岡修造のテニス合宿に参加した間柄だ。あす4日(2014年4月)から東京・有明コロシアムで開催される男子テニスの国別対抗デビス杯ワールドグループ準々決勝に欠場することになった錦織に、今の状態やデ杯への思いなど心境を聞いた。
錦織「勝てるチャンスある。僕が抜けてもみんなで頑張ってもらいたい」
錦織は米国で行われたソニー・オープンで元世界ランク1位のフェデラー(スイス)を破り4強入りを果たしたが、左股関節の痛みを訴えて棄権し、帰国して検査を受けていた。きのう3日、錦織も出席した記者会見で日本代表の植田実監督が正式に欠場を発表した。錦織は現在世界ランク18位。2月にあったデ杯1回戦のカナダ戦勝利の立役者で、快進撃が期待されていた。準々決勝の相手は2連覇中のチェコだが、日本は錦織抜きで強敵に臨むことになった。
石井「どうですか、今の状態は?」
錦織「まだテニスができていない状態なので、4日からの試合は厳しいですね」
石井「具体的に痛めたのはどこですか」
錦織「左の股関節です」
石井「今回のデ杯をどう見てますか」
錦織「チャレンジしたい思いは大いにありましたし、勝てるチャンスはあると思うので、僕が抜けてもチームのみんなで頑張ってもらいたいです」
石井「どういったサポートをしますか」
錦織「応援ぐらいしかないと思いますが。選手たちが思い切ってプレーできるようにしたいと思います」
昔の仲間とはいえ、やはりテレビ局のアナと選手の立場を意識したインタビューだった。