身を切る改革「国会議員定数削減」どこいった!
羽鳥「そもそも、何のための増税なのか。増税の税収5兆円は社会保障費に充てるといわれてますが、本当にそこへ使われるのかどうか」
岩上「消費増税で得た8割を厚生年金の国庫負担分に充てるといっています。これで余裕が出る一般財源が良いことに使われるならいいですが、よく見てると税金のムダ遣いが多いですよ。
不安なのは東京五輪の施設。メインスタジアムに3000億円、最終的には1兆円にいくのではないかといわれています。海外の開催国の過去の例では、五輪の施設建設のために軒並み不況になっているんです。ギリシャは国が傾いたし、北京五輪のあの鳥の巣は今や廃墟になっている。日本はこんな事やっていていいのかと思いますね」
舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「なんとか5%のうちにと国民が四苦八苦しているのと、政治家、官僚とは温度差をすごく感じますね。国民に負担を強いるのだからと、国会議員の定数削減など身を切る改革を約束したはず。負担だけを強いており、おかしなことがたくさんあります」
消費増税さえ通ればあとはこっちのものというわけだろう。どさくさを利用するように、同時にさまざまな負担を強いる安倍政権は、1強多弱の政権をいいことにやる事が荒っぽすぎる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト