初夏の陽気となった先週末、東京・上野公園の桜も満開を迎え、あと数日で消費増税となるのも忘れて、ざっと27万人もの花見客で大賑わいだった。そこで、「モーニングバード!」はホロ酔い気分で宴たけなわの花見客100人に「あなたの景気は何分咲き?」と直撃した。
好調そうな「鉄鋼」「IT」「遊戯」関係、年金生活者「つぼみ閉じたまま」
鉄鋼関係の花見会では「消費増税の前の需要増で満開」、ネクタイ販売会社の花見会は「最近は常にノーネクタイ。ノーネクタイだとどうも…3分咲き」、福祉関係の従業員は「どう努力しても上がらない。3分咲き」
IT関係(インターネット広告)の花見会は「うちはグイグイ上がっていまして満開」、年金受給者は「すこし景気が回復したからといって、消費税率を上げるのはちょっとしんどいね。つぼみ」、遊戯関係の花見会は「過去最高の経常利益を残させていただいております。満開」、人材派遣会社の花見会は「新卒の採用意欲はメーカー、IT関係が伸びている。八分咲き」
結局、最も多かったのは「5分咲き」の28人、次いで「満開」の27人、以下は「3分咲き」18人、「八分咲き」16人、「つぼみ」の11人という結果だった。満足げに答えた「満開」「八分咲き」組がざっと半数近いが、「つぼみ」は昨年(2013年)の同じ調査の5人から倍増して11人もいて、格差拡大の傾向がここでもかいま見えた。
桜散った後は花見酒も冷める消費増税、物価アップ…
青木理(ジャーナリスト)「増税直前の駆け込み需要で良い雰囲気になっているけど、4月からどうなるか分からないですよね」
石原良純(テレント)「景気っていうぐらいで、気のものだから明るい未来に希望を持つこと、桜も満開だし、良い方向にいくと思って新年度を迎えたいと思っています」
さて、ノー天気に構えていると、桜が散って宴のあとには、増税に加え電気・ガスなど公共料金の大幅アップなど大嵐が吹き始めることは間違いない。