みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品大手企業の会長から8億円を借りていた問題では、もしこのカネが政治資金や選挙資金だとすると法的に不都合が生じるが、渡辺は個人的な借金で問題ないと主張している。
どことなく猪瀬前都知事の5000万円問題を思い出させる展開のなか、きのう27日(2014年3月)の会見で、渡辺は8億円は政治資金などから支出することが適当でない「いろいろな会議費、交際費、旅費」などに使ったと釈明した。具体的な使途について「まあワタシ、酉の市によく参ります。かなり大きい――なんて言うんですか、その、アレ(熊手)を買って帰りますけれども、えーこれは政治資金使うってわけにはいきませんからね」などと目を白黒させながら話した。
猪瀬前都知事「5000万円カバン」並みの失笑ネタ
えーこれは、そのまあ言うまでもないことだが、テレビ的に格好の突っ込みドコロ、絶好の「失言」画であり、「渡辺の熊手」は猪瀬のカバンなどの伝説的なネタに勝るとも劣らないほどの失笑を買った。
赤江珠緒キャスター「熊手を買うために借金するなんてね…」
羽鳥慎一キャスター「相当、熊手買えますよね」
吉永みち子(作家)「見てる方が苦しくなるくらいの苦しい会見で…。額は違うけど、猪瀬さんのときとよく似てる構造だ」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト