袴田巌氏「再審決定」に検察まだ妨害!釈放取り消し求めたり高裁に即時抗告

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   袴田巌死刑囚(78)の再審が認められ、47年7か月ぶりに釈放された。再審決定の理由について、静岡地裁は「最も重要な証拠が捜査機関によって捏造された疑いがある」と言い切り、「国家の機関が無実の個人を陥れ、45年以上にわたり身体を拘束し続けた」と、警察・検察の捜査や裁判所の審理のあり方も含め強い言葉を使い猛省を促すものとなった。

裁判所 異例の強い批判「国家機関が無実の個人を陥れ、45年以上拘束し続けた」

   捏造と指摘されたのは、袴田氏が犯行時に着用していたとされる血痕の付いた5点の衣類。DNA鑑定の結果について、地裁は「袴田のものでも、犯行着衣でもない」と断定し、「被害者4人のものでもない可能性が相当程度認められる」「後日捏造されたものだったとの疑いを生じさせる。それができるのは捜査機関」だとしている。

   検察は釈放の取り消しを地裁に求めたが退けられた。さらに、再審決定を不服として東京高裁に即時抗告する構えで、即時抗告すれば再審開始までにさらに時間がかかる。この検察側の対応をめぐってスタジオでは厳しい批判が出た。

   パックンことパトリック・ハーラン(タレント)「この長さはどうやらギネスに申請されるらしく、一番長く収監された死刑囚として世界一だそうです。47年7か月。ボクが生まれる前から収監されたいるわけで、冤罪だった申し訳ない。まったく関係ないボクでもそう思うぐらい遺憾なことですよ」

   与良正男(毎日新聞論説委員)「この再審決定は事実上の無罪判決と思ったほうがいい。直ちに再審開始すべきだと思いますよ。もう時間がないですよ」

   検察側は証拠に自信があるというなら、最新の法廷で主張すればよい。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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