衆院総務委員会でNHKの2014年度予算案が27日(2014年3月)、野党の大半が反対する中で承認された。日本維新の会が反対を決めると、民主党、生活の党、社民党も続き、結いの党と共産党も反対すると表明していた。みんなの党は賛成した。
反対の理由は籾井勝人会長の慰安婦発言や政府追随発言、理事に辞表提出を強要したことなどに対する反発だ。NHK予算案が全会一致で国会承認されないのは2006年に共産党が反対して以来のことだ。
これについて、浜田健一郎・NHK経営委員長は「公共放送としては残念だが、現実を受け止めざるを得ない」と語るだけ。籾井会長があの調子では仕方がないとあきらめ顔だった。(テレビウォッチ編集部)