「大手スーパー西友が4月1日(2014年)から思い切ったサービスを始めることになりました」
「9時ッス!!」のコーナーでアナウンサーの森圭介が紹介した。肉、魚、野菜、果物など生鮮食品で、味や鮮度に満足できなかった場合、レシートを持っていけば全額返金してくれるというものだ。えっ、ほんと。スタジオでは森に質問が集中した。
肉、魚、野菜、果物など対象。レシート持参でOK
司会の加藤浩次が聞く。「満足できないというのは?」
森「たとえばですね、私が西友でリンゴを買いました。家で切って食べました。おいしくなかった。そういう時に、リンゴを買ったレシートを持っていけば、リンゴの代金を全額返してくるというものです」
コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)「食べかけでも?」
森「リンゴは持っていかなくてもいいんです。レシート持っていけば」
おおたわ「ええーっ」
加藤「でも、青森育ちの人と沖縄育ちの人ではリンゴに対する味覚が違うでしょ」
森「主観でいいんです。おいしくない、鮮度が悪いと思ったらそれでいいんです」
キャスターのテリー伊藤「たとえば、カレーライス作るじゃないですか。中にジャガイモが入っていますよね。これどうなんですか」
森「ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、肉、もちろんOKです。でも、カレー粉は生鮮食品ではないので対象外です」
親会社の米国ウォールマートですでに実施―売り上げ、利益アップ
なぜ、こうしたサービスを実施するのか。森の説明によると、第1に消費税対策。8%への引き上げで客足が落ちるのを防ぐためだ。それと、生鮮食品への満足度と鮮度管理のレベル向上を目指したいということだそうだ。
森「実はこのサービス、西友の親会社のアメリカのウォルマートがすでにアメリカ、イギリス、カナダ、メキシコで始めているんです。返金は確かにあるけれど、売り上げ、利益は上がっているそうなんです」
一同「えーっ」と驚きの声。
加藤「1回やったら、とめどなくなりそうな気がしますが」
おおたわ「1度味をしめたら…」
テリー「日本人がそこをどうみるかというところもあるよね」
森「(西友では)お客さんを信頼してということのようです」
全国の西友・サニーの374店で実施するというが、成功すれば、他にも追従するところが出てくるかもしれない。そんな消費税効果なら期待したい。