きのう24日(2014年3月)夜にマレーシアのナジブ首相が会見し、消息を絶ったマレーシア航空370便と衛星との間のデータを詳しく分析した結果、370便はインド洋の南部で飛行を終えたことがわかったと発表した。これに先立ち、マレーシア航空は乗客の家族に会見とほぼ同じ内容を伝えるメールを発信したが、そこには乗客の生存が絶望的である旨も述べられていたという。
わかっているのは「インド洋上で飛行が終わった」という記録だけ
インド洋の南部では370便のものかもしれない破片などが見つかっているものの、いまだ回収、確認には至ってない。墜落が「しっかり確認されたわけではない」(羽鳥慎一キャスター)ままに、航空会社が乗客の生死について推定したことに、舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)は「家族が『何の根拠があって言ってるんだ』と苛立つのもよくわかる」という。
コメンテイターの玉川徹(テレビ朝日社員)は現段階ではデータから「飛行が終わった」可能性が読み取れるだけで、たとえばマレーシア航空機が海面に不時着したことは考えられると主張する。「なんで生存者がいないことになるのか。(ウラに)何か別の情報があるのかと勘ぐってしまう」と猜疑心を強めていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト