女性の部位別がん死亡率トップ「大腸がん」なにより早期検診
健診会東京メディカルクリニックでは、大腸仮想内視鏡検査を行っている。CT検査の画像をコンピューター処理して3D化し診断する。前日から検査食を取り下剤を飲んで腸内をきれいにして、お尻から炭酸ガスを注入して腸を膨らませCT撮影する。「息を吸って、吐いて、止めて」をしながら、あお向けとうつ伏せで約10分撮影する。
こちらも医師が認めれば保険適用で約1万円だが、適用外は約3万円の負担になる。この検査の利点は、内視鏡ほど手間がかからないし、つらくないところという。自ら経験した中山も「人によってはお腹に張りを感じる人もあるようですが、痛みは感じませんでした」
コメンテーターの香山リカ(精神科医)「女性は億劫になり、発見が遅れるケースが多いですね。まず、健康診断で便の潜血検査をして、何かあったら、ためらわずに精密検査をすることが大切です」
日本は諸外国に比べ、がんの検診率が低いのが問題となっている。症状が出てからでは手遅れになるので、定期的な検査が一番の予防策だ。
文
一ツ石