水深4、5000メートル!フライトレコーダー、ボイスレコーダー回収できるか
司会の小倉智昭「そこまで到達できるんですか」
航空評論家(元全日空機長)の前根明氏は、この到達地点を「(燃料効率がいい)1万メートルの高度で飛んでもギリギリの距離」「浮遊物も目撃内容ではわからない」とやや懐疑的だ。マレーシア政府の発表についても「いくらなんでも早すぎる。物体を引き上げて同機のものと確認されてからでないと」という。
小倉「ブラックボックスには期限があるのですか」
前根「信号が出ているが、あと2週間くらいでバッテリーがあがってしまいます。これまで2000メートルの海底から見つけたことはありますが、このあたりは 4、5000メートルと深いですからね」
小倉「引き上げられないと、何が起こったか闇の中ということもあるわけですよね。違ってる可能性だってあるんでしょ?」
竹田圭吾(「ニューズウィーク日本版」編集長)「イギリスの衛星というのはインマルサットです。初めからわかっていたことをなぜすぐに解析しなかったのか」
小倉「墜落原因は?」
前根「この場所なら燃料切れです」
竹田「なぜそっちへいったのか」
前根「それです。だから、フライトレコーダー、ボイスレコーダーが必要になるんです」
竹田「パイロットに問題があったというのも、否定できないでしょうねえ」
前根「おっしゃるとおりです」
小倉「燃料切れなんて素人でもわかる。そこで第3の力が働いたのか」
まずは船が現場に着かないといけない。話はそれからだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト