「東京の桜の開花宣言は26日です」
「朝ズバッ!」の気象予報士の森朗がこう断言した。北上を続ける桜前線は24日(2014年3月)には愛媛・松山、名古屋、岐阜の3市で開花宣言が出された。取材キャスターの奥平邦彦が標本木のある東京・九段の靖国神社にいた。開花宣言は気象庁の職員が午前11時と午後2時の2回観察し、ソメイヨシノの標本木の花びらが5~6輪開いた状態を確認し出すことになっている。
奥平が観察すると、ほとんどは蕾の状態だが、なかには蕾が膨らみいまにも咲きそうな花びらが3輪あった。ところが、森はこう言って否定した。「きょうの最高気温は21度と予想され、それも気象庁の職員が観察したあとの午後3時ごろに出ます。そのあと咲いても開花宣言にならない。やはり26日午前中でしょう」
上野公園では早くも場所取り
桜の名所・上野公園では、一部で早咲きの桜が開花していることもあるのだろうが、青いビニールシートを敷いて場所取りが早くも行なわれ、「早く咲いて!」と心待ちの人たちだ。
気になるのは満開の見ごろだが、平年並みの気温だと開花から満開まで1週間ほどかかるが、気温が高いと3日で満開になってしまったこともある。今年はどうか。森が込み入った計算式で予測すると、都心の最高気温が27~29日は20度を超えて「5日間ほどで満開。今週末が見ごろで、来週末には散りかけるか散ってしまう」という。
パッと咲いて春の名残を惜しむまもなく散ってしまう桜に、司会の井上貴博アナらから「早いな~」と溜息が漏れた。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト