東京・早稲田のみょうがで初がつお…明治時代まで自生してた地もの復活栽培

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   「皇居の周りの千鳥ヶ淵の桜の蕾は赤く膨らんでいます。桜が咲くまであと1週間、気象庁の予測では開花は3月31日頃だそうです。日本列島に春の足音が近づいていています」(山田大樹アナ)

   普段は木曜日放送の「JAPAなび」だが、きょう24日(2014年3月)は特別版ということか、杉浦太陽(タレント)と中谷文彦アナが「見~つけた 東京の春」を歩いた。

早稲田大学周辺で枯れ枝採集

   東京・新宿区の早稲田大学近くの住宅街で、江戸東京野菜研究家の大竹道茂さんがフェンスの中の土をほじっている。大竹さんが長い枯れ枝を摘まみあげた。「これがみょうがの枯れ枝です。江戸時代、早稲田はみょうがの名産地だったんです。当時の川柳食物辞典に『鎌倉の波に早稲田の付け合せ』と謳われています。鎌倉はかつおの事を指していて、早稲田はみょうがの事なんです。江戸時代はかつおはみょうがをツマにして食べるのが一般的だったんです」

   明治時代になっても早稲田地区は田んぼばかりで、たくさんのみょうがが自生していたが、今はアスファルトの道とビルばかりが並び『絶滅』してしまった。そこで、4年前に早稲田のみょうがを復活させるプロジェクトができて、「季節の移ろいを愛でて旬を味わい伝えて行く」(大竹さん)ために、農家に早稲田みょうがの栽培を頼んだ。

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